
業界 · 3分
NBA提携ブック、ティップオフ賭けとアンダーのパーレイ停止へ
照明に照らされた無人のバスケットボールコートとセンターサークル。 · Bonusjungle illustration
NBAは公認スポーツブックに対し、今シーズンは複数の種類の賭けの提供をやめるよう求めました。同一選手のアンダーを組み合わせたパーレイ、オルタナティブ・アンダー、ティップオフなどの「最初の〜」市場、シュートを外すことに賭けるベット、出場時間が12分未満と見込まれる選手へのアンダーです。
NBAは公認の提携スポーツブックに対し、今シーズンは複数の種類の賭けの提供をやめるよう求めました。対象には、同一選手の成績のアンダーを組み合わせたパーレイ、ティップオフ(試合開始のジャンプボール)への賭け、出場時間が12分未満と見込まれる選手へのアンダーが含まれます。 変更点は今週リーグが提携事業者に送った通達に記されており、ESPNが最初に報じました。対象はリーグの提携スポーツブックで、DraftKings、FanDuel、Fanaticsが含まれます。レギュラーシーズンは来週開幕します。
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提供停止となる賭け
CNBCとSports Business Journalが伝えたリーグの書簡、およびiGamingTodayが転載したESPNの報道によると、公認事業者は次の賭けを今後提供しないことになります。
- 同一選手のアンダーのパーレイ。 1人の選手の成績のアンダーを組み合わせたパーレイで、通達は「低確率・高配当」の賭けと呼んでいます。
- オルタナティブ・アンダー。 選手プロップで、ベットする側が独自の「オルタナティブ・アンダー」の数値を設定することはできなくなると、Sports Business Journalは伝えています。オルタナティブ・アンダーはメインラインより低く設定され、的中すれば配当が高くなります。
- 「最初の〜」市場。 ティップオフでどちらが勝つか、どの選手が試合最初のバスケットを決めるか、あるいはそのほかの最初のスタッツを記録するか。
- シュートを外すことへの賭け。 選手が特定のシュートを外すことに賭けるものです。
- 出場時間の短い選手のアンダー。 1試合の出場時間が12分未満と見込まれる選手へのアンダーです。
選手プロップの単発のアンダーは全面禁止にはなっていません。Sports Business Journalによると、全面禁止にすれば利用者がオフショアのサイトや予測市場アプリに流れると提携事業者が主張したため、リーグはそこまで踏み込みませんでした。「問題のある賭けの種類を取り除くことと、単に活動を違法市場に移すだけにならないようにすることのバランスが必要です」と、NBAのエグゼクティブ・バイスプレジデント、スコット・カウフマン=ロスがESPNに語ったと、iGamingTodayは伝えています。
なぜこれらの賭けなのか
CNBCは、1人の選手が結果を左右できるため、こうした賭けはインテグリティ(公正性)の懸念を生みうると指摘しています。選手が大活躍を保証するのは難しい一方、シュートを外したり早めにコートを離れたりすることは選手自身の裁量の範囲にあり、そのためアンダーが特に注視されています。同じ選手のアンダーを1つのパーレイに複数重ねると、高オッズで高配当の賭け、つまりリーグが言う「低確率・高配当」型になります。
NBAはこれまでにも市場を削ってきました。Sports Business Journalによると、過去のシーズンにはファウル、ターンオーバー、フリースローの失敗への賭けや、ツーウェイ契約・10日間契約の選手へのアンダーを禁止しています。CNBCによると、今回の変更は、元選手のジョンテイ・ポーターとテリー・ロジアーを含むNBA関係者の賭博関連の事件が相次いだことを受けたものです。ポーターは、賭けをする人に利益を与えるため試合から早めに退いたことを法廷で認めました。ロジアーは不正を否定し、無罪を主張しています。
監視と研修
CNBCが報じた、NBAのエグゼクティブ・バイスプレジデント、ダン・スピレーンからチーム宛ての別の通達によると、リーグはバスケットボールのデータ、負傷情報、選手の出場可否に関するSNS上の情報、個人の賭けデータを分析して不審な動きを検知する、AIを使った社内プラットフォームを構築しました。同じ通達は、各チームがスポーツベッティングに関する対面研修を受けるとしていると、CNBCは伝えています。
ベットする人にとって何が変わるか
スポーツベッティングが規制の下で認められている米国の州では、NBAの提携スポーツブックは今シーズン、NBAの試合でこれらの市場の提供をやめることになります。NBAは公認事業者が米国のベッティング市場の99%超を占めると推計していると、iGamingTodayがESPNを引用して伝えています。一方、Sports Business Journalは、そのシェアを州の規制市場の約95%としています。
これはリーグと公認の提携スポーツブックとの合意であり、州の法律や規則ではなく、適用されるのはこれらの提携先です。
関連記事:ルイジアナ州がDraftKingsのライセンスを条件付きで延長、ニューヨーク州がAIで個別化したプロモーションの禁止を提案、FanDuelがイリノイ州で1回50セントの手数料を復活、スポーツベットはスワップではないとするCFTCの見解。
18歳以上。ギャンブルには依存性があります。楽しめなくなったら、責任あるギャンブルのページをご覧ください。
出典
- ESPN: NBA tells sportsbooks to stop certain bets, restrict parlays (2026年10月16日) (リーグの通達を最初に報じた記事)
- CNBC: NBA tightens betting rules, develops AI to flag suspicious wagers (2026年10月16日) (FanDuel、DraftKings、Fanaticsなどへの書簡、最初のバスケット・短い出場時間・同一選手のアンダーの制限、ポーターとロジアーの背景、スピレーンのAI通達、チームごとの対面研修)
- Sports Business Journal: New NBA season brings tightened rules on prop bets (2026年10月16日) (「低確率・高配当」、オルタナティブ・アンダー、ティップオフ、州の規制市場の約95%、過去の禁止、単発のアンダーが残る理由、来週の開幕)
- iGamingToday: NBA and major sportsbooks agree to ban certain player prop bets and parlays (2026年10月16日) (ESPNの市場リスト、カウフマン=ロスの発言、NBAの99%超の推計を転載、ポーターとロジアーの背景)
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出典
- ESPN: NBA tells sportsbooks to stop certain bets, restrict parlays (2026年10月16日)
- CNBC: NBA tightens betting rules, develops AI to flag suspicious wagers (2026年10月16日)
- Sports Business Journal: New NBA season brings tightened rules on prop bets (2026年10月16日)
- iGamingToday: NBA and major sportsbooks agree to ban certain player prop bets and parlays (2026年10月16日)

