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机の上に並んだ身分証明書と銀行カード。身分証明書の名前の上に虫眼鏡がある。

規制 · 5分

オランダKsa、口座名義の照合はイニシャルだけでは不十分

机の上に並んだ身分証明書と銀行カード。身分証明書の名前の上に虫眼鏡がある。 · Bonusjungle illustration

オランダの賭博規制当局Kansspelautoriteit (Ksa)は、オランダの認可を受けた賭博サイトに対し、初回入金時にプレイヤーの全ての名と姓を銀行口座の名義と照合するよう求めている。イニシャルだけでは不十分で、法人口座は拒否し、旧来の方法で確認したプレイヤーは再確認する必要がある。

オランダの賭博規制当局Kansspelautoriteit (Ksa)は、認可を受けたオンライン賭博サイトに対し、ある口座からの初回入金の前または入金時に、プレイヤーの身分証明書に記載された全ての名と姓が、その銀行口座の名義人名と一致するかを確認するよう求めている。イニシャルだけの確認では不十分だという。

Ksaは事業者の登録手続きに関する調査を経て、2026年10月8日にこの指針を公表した。賭博が禁じられている未成年者が、場合によっては自分の銀行口座から入金できていたとの情報を受けていたという。調査では、若年者向け口座(*jongerenrekeningen*)で賭けができたこと、未成年者の銀行口座を成人プレイヤーのアカウントに紐づけられたことが分かった。調査は賭博事業者9社を対象とし、オランダの銀行4行のデータを用いた。

この指針は新しい法律ではなく、オランダの遠隔賭博に関する政令(Besluit Koa、第4.10条、第4.11条、第4.25条)に既にある規則の解釈を示すものだ。対象はオランダの認可を受けたオンライン事業者に限られる。

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イニシャルでは別人が通ってしまう理由

オランダの認可サイトでは、プレイヤーは入出金に使う指定口座(「tegenrekening」)を事業者に登録する。事業者はこれまで多くの場合、決済データに表示される名義人名と照合してきたが、その名義は通常、イニシャルと姓で表示される。当サイト独自の例を挙げると、親子やきょうだいでJanとJulia de Vriesという名前の2人は、どちらも「J. de Vries」と表示されることになる。

Ksaによると、問題は未成年者に限らない。同じ弱点は、オランダの全国的な賭博排除登録制度Cruksの登録者や、裁判所が選任した管理人に財産を管理されている人にも及ぶ。また、プレイヤーが別名義で2つ目のアカウントを開き、ボーナス詐欺、賭けのヘッジ、賭博上限の回避に使うことも可能になる。

指針が事業者に求めること

  • 全ての名と姓を確認する。 新規または変更された口座からの初回入金の前または入金時に、身分証明書に基づいて行う。
  • 実効性のある名義照合を使う。 Ksaは、欧州の銀行間の送金でEU規則が2025年10月から義務付けている受取人確認(Verification of Payee)を挙げる。指針によると、オランダのオンライン事業者の3分の2が既にその派生型を使っている。指針はオランダ市場の4つの事業者、SurePay、BlueM、CDDN、Signicatを挙げている。全ての名と姓を確認できるなら、他の方法も認められる。
  • 部分一致は追加確認する。 一致は受け入れてよいが、不一致は受け入れられない。部分一致の場合は、手作業も含めた追加確認が必要になる。「ij」を「y」と表記するような小さな違いは許容され得るが、違いが大きいほど、事業者は同一人物かどうかをより厳しく判断しなければならない。
  • 法人口座は拒否する。 会社名義の口座や個人事業主の口座は、賭博に使ってはならない。Ksaは、プレイヤー本人と結び付けられる個人事業主の口座について「絶対に望ましくない」(*absoluut onwenselijk*の当サイト訳)とまで述べ、残高が多いこと、納税用の資金が数カ月口座に残り得ること、マネーロンダリングのリスクを理由に挙げている。
  • 既存プレイヤーを再確認する。 全ての名で口座を確認していないプレイヤーが対象だ。事業者は一括で行うことも、プレイヤーの次回ログイン、入金、出金の際に行うこともできる。指針によると、長く利用していないプレイヤーの場合、この確認はかなり先になる可能性がある。

他の決済手段も同じ基準を満たすべきだとされる。Paysafeは確認済みのフルネームと生年月日を提供できる。PayPalは個人アカウント開設時に必ずしも身分証明書を求めず、カード発行会社はまだ全ての名を確認できない。KsaはPayPalとクレジットカードを、事業者が管理すべき高いリスクとみなしている。

照合が及ばないところ

Ksaは限界も率直に認めている。親とまったく同じ名を持つ未成年者は自動照合をおそらく通過してしまい、それは防げないという。対策として、身分証明書のスキャン、iDIN(オランダのネットバンキングのログインによる本人確認サービス)、生体検知(ライブネス)、プレイヤーが入力したデータを組み合わせるよう示している。好事例としては、銀行取引明細に「jongerenrekening」の表示がないか、別の名前や別の生年が入ったメールアドレスがないかを確認することを挙げる。こうした追加措置はいずれも義務ではない。

オランダのプレイヤーにとっての意味

オランダの認可サイトで遊んでいる場合、次回のログインや入金の際などに、銀行口座の再確認を求められる可能性がある。サイトはイニシャルだけでなく全ての名を、銀行に登録された名義と照合すると考えておきたい。銀行の登録名に誤りがある場合、指針は訂正をプレイヤーと銀行に委ねており、事業者は口座が本当に本人のものだと示せた時点で初めて登録を完了できる。法人口座や個人事業主の口座は拒否される。

今月始まる決済時の本人確認ルールについては、スペインの決済手段の名義確認を参照。Ksaのこれまでの対応については、711の入金賭け要件をめぐる件とオンライン免許8件の更新を参照。

18歳以上。ギャンブルには依存性がある。楽しめなくなったら、責任あるギャンブルのページを参照してほしい。オランダでは、Cruksに登録すれば、オランダの認可を受けた賭博サイト、ゲームアーケード、カジノを対象とする賭博停止を利用できる。

出典