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陸上カジノのフロアにあるルーレットテーブル。

規制 · 4分

グロブナーのカジノ運営会社、高額損失を見過ごしたとして5,012,261ポンドを支払い

2026年10月7日 · 公開日:2026年10月7日

陸上カジノのフロアにあるルーレットテーブル。 · Bonusjungle illustration

英国でグロブナーの陸上カジノ51店を運営するランク・グループの3社が5,012,261ポンドを支払います。UK Gambling Commissionは、マネーロンダリング対策の甘さと、安全なギャンブルのための声かけの欠如を認定しました。ある客は約26万ポンドを勝った後、12日間で約25万ポンドを失いましたが、声かけの記録はありませんでした。今回の和解はカジノ施設が対象で、ランクのオンラインサイトは対象外です。

グロブナー・カジノズ(Grosvenor Casinos)の運営会社は、英国のギャンブル規制当局UK Gambling Commissionから、施設が適切な確認をしないまま客に多額の損失を出させ、マネーロンダリング対策も不十分だったと認定され、5,012,261ポンドを支払います。 和解は2026年10月7日に公表され、ランク・グループ(Rank Group)の3社、Grosvenor Casinos Limited、Grosvenor Casinos (GC) Limited、Gaming Group Limitedが対象です。3社は英国(グレートブリテン)で合わせて51の陸上カジノを運営しています。

支払いに加え、ランクは事実関係の声明の公表、Commissionの調査費用の負担、そしてライセンス審査の終了から6か月以内の独立した外部監査に同意しました。英国では、UK Gambling Commissionがオンラインギャンブルと陸上カジノの両方にライセンスを出しています。今回の件はカジノ施設のみが対象です。

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Commissionが認定した内容

審査は2005年賭博法(Gambling Act 2005)第116条に基づいて始まりました。Commissionに情報が寄せられたほか、グロブナー自身も、重要な出来事があった際にライセンス保有者が提出しなければならない「キーイベント通知」を出していました。さらに情報が集まり、2025年6月13日に1施設で的を絞ったコンプライアンス検査が行われました。

安全なギャンブルについて、Commissionの公開声明は、スタッフが客の資産や連勝を理由に会話を短く切り上げていたと説明しています。挙げられた事例は次のとおりです。

  • 長年の客が短期間で約26万ポンドを勝ち、その後12日間で約25万ポンドを失いました。安全なギャンブルに関する声かけは記録されていませんでした。
  • 裕福な常連客が約5万ポンドを失いましたが、声かけは一度も行われませんでした。
  • 他の事業者での勝ち金(確認済み)で遊んでいた客は、最初の声かけまでに約2万5,000ポンドを失いました。その後、来店の頻度や滞在時間について話をしても、時間や支出の上限、デビットカード利用の制限にはつながりませんでした。勝ち金を使い果たしたと本人が話した後も、利用停止になるまでの6週間でさらに約1万1,000ポンドを失いました。Commissionによると、この客は自己排除の期間を終えて戻った後に多額の資金で遊ぶことを認められた人の一人でもありました。
  • 同じ水準のリアリティチェックや損失アラートを繰り返しても、ある客の行動は変わらず、損失は7万3,000ポンドを超えました。Commissionは、グロブナーが声かけの効果を検証していた形跡を確認できませんでした。

マネーロンダリングについて、Commissionは、グロブナーが2020年のマネーロンダリング規則(Money Laundering Regulations)改正に合わせて方針を適切に更新しておらず、そのため少なくとも1人の客が本来は高リスクと評価されるべきなのにそうされなかったと認定しました。施設の責任者には独自に判断する裁量がありました。Commissionはそれ自体は問題ではないとしつつ、その結果、資金源の証拠が本部での審査に回されなかったと指摘しています。グロブナー自身の規則が求めていたのに、強化された確認が省かれていました。再来店した客は、写真付き身分証明書や収入の証明が十分にそろわないまま、2回の来店で約20万ポンドを失いました。別の客は約11週間で約8万5,000ポンドの現金を施設で動かし、適切な強化確認が行われたのは損失が約1万3,000ポンドに達してからでした。Commissionは、資金源としての暗号資産の扱いも批判しました。実際の主な確認は、暗号資産が銀行口座を通じてポンドやドルに換金されたかどうかだけでした。

違反とされたのは、マネーロンダリング防止に関するライセンス条件12.1.1(第2項・第3項)と、施設での客への働きかけに関する社会的責任規範(Social Responsibility Code)3.4.1(第1項(b)・(c)、第2項)です。

Commissionによる評価

Commissionは、グロブナーが同様の懸念について以前に正式な助言を受けていたこと、また他の事業者の同種の不備について声明が公表されていたことを、不利な事情としました。一方、グロブナーが全面的に協力し、すぐに改善を進めたことは有利な事情とされました。

Commissionの業務担当エグゼクティブディレクター、スー・ヤング(Sue Young)氏は「大規模な処分案件はオンラインギャンブルと結びつけられがちですが、本日の発表が示すように、マネーロンダリング対策や社会的責任の不備のリスクは陸上部門にも同じように存在します」と述べました。そのうえで、他の施設運営者に「同じ過ち」を犯していないか確認するよう促しました。

ランクは証券取引所向けの発表で、和解に備えて2025/26年度の決算で500万ポンドの引当金をすでに計上しているため利益への追加の影響はなく、改善策は「おおむね完了している」と説明しました。

支払額の全額は、英国政府の一般会計であるConsolidated Fund(統合基金)に入ります。Commissionは7月、法定のギャンブル賦課金の導入に伴い、和解金をそこへ納めると確認していました。

プレイヤーにとっての意味

今回の認定は、英国でライセンスを持つカジノが、オンラインでも店舗でも客に対して負う責任を改めて示しています。支出や行動にリスクの兆候があれば介入し、最初の声かけで何も変わらなければ対応を強め、多額の資金の出どころを尋ねることが求められます。勝っているからといって、こうした義務がなくなるわけではありません。上の事例は、それが守られなかったときに何が起きるかを示しています。

自己排除もその一部です。Commissionは、自己排除の期間を終えて戻った人が多額の資金で遊び、大きく負けるのを許したことを不備とみなしました。戻ってきたときこそ、白紙からのやり直しではなく、より注意深い見守りが必要だということです。今回の件は、Commissionが確認を厳しくしている大きな流れにも沿っています。施設のゲーミングマシンに関する新しいセッション基準から、オンラインで何を入金限度額とみなすかについての明確なルールまで続いており、最近ではマネーロンダリング対策の不備を理由にKen Howell's Sports Bettingのリモートライセンスを停止しました。

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